開業・起業するなら資源チェックを忘れずに!
起業や開業で利用できる資源の洗い出し
起業や開業する際には、利用できる資源の洗い出しをしましょう。
起業や開業で利用できる資源とは、起業や開業するための資金や資産はもちろん、起業や開業を助ける技能や資格、人脈など多岐にわたります。
資源は、起業や開業を実現するのはもちろん、起業や開業を継続させ、事業を発展させていくためにも重要です。
ただし、「資源」などというとものすごいものを想像してしまうかもしれませんが、一見、大したことのないように思われる資源でも、利用の仕方によっては大きな力になることがあるので、諦めずに洗い出しをし、何かしら役に立たないかを考え抜くようにしましょう。
工夫次第で様々なものが大きな資源となる
資源がないと諦めるのは簡単ですが、工夫によって様々なものが資源として利用できます。
「商品を売るから店舗がなくてはダメ」「仕事をするためのオフィスがなくてはダメ」など、自分で制限を設けてしまっている人もいますが、現在はITが進歩しているので、パソコンとネット回線さえあれば、ネットショップを開設したり、オークションサイトを利用することで店舗を必要としない販売形態からスタートすることもできますし、スカイプやLINEなどを利用して意思疎通を図ることで、それぞれの社員が自宅で作業しながら事業を進めていくこともできます。
そのような場合は、パソコンや自宅のネット回線、自宅自体も十分な資源と捉えることができます。
また、前職での付き合いに限定せず、プライベートな付き合いの中にも大きな商機が潜んでいることもあります。
通常ならなかなか交渉できない相手も、友人や知り合いからの紹介なら簡単に会える可能性があります。起業や開業する前に、改めて自分のつながりを整理しなおし、誰か役に立ちそうなスキルを持った人がいないか、自分の交渉したい人へのつながりを持った人がいないかなどを洗い出すことも、思わぬチャンスをもたらしてくれる可能性があります。
資源はあればラッキー。無くても起業や開業はできる
洗い出しをしても、なかなか資源が見当たらなかったり、必要なものが足りなかったりすることは当たり前です。
基本的に、全てのものが揃って起業や開業できるのは稀なケースです。
資源はあればラッキー、無ければ起業や開業の準備段階やした後にそろえて行くこともできます。
例えば起業や開業のための資金は「起業・開業資金計画と資金調達方法の確認」の項で解説しますが、融資や出資だけでなく、助成金や補助金など様々な方法で集めることができますし、最終的には自分で働いて貯めれば良いのです。
「どれだけ覚悟して起業や開業するか」
それが最も大事であり、覚悟さえあれば資源は足りなくても何とかなるものです。