地域情報

伊集院駅

鹿児島県の中央に位置し「鹿児島市」のベッドタウン的役割も担っている「日置市（ひおきし）」。その表玄関になっているのが鹿児島本線「伊集院駅」です。特急「川内エクスプレス」や快速「オーシャンライナーさつま」も停車し、快速なら1駅で「鹿児島中央駅」に行けることもあって、鹿児島市内への通勤や通学客を中心に1日の平均乗客数は約5千100人になります。

駅は、大正2年に川内線として「東市来駅」と「鹿児島駅」の間が開通した際に開業しました。翌年には南薩鉄道（後の鹿児島交通枕崎線）も開通し（昭和59年廃止）、昭和62年にJR九州の所属となって現在に至っています。

駅近くの観光スポットとしては、駅の西500mほどのところに中世伊集院氏の居城で、フランシスコ・ザビエルと島津貴久の会見の記念碑も立つ「一宇治城跡」を整備した「城山公園」が設けられています。また、駅の西北約200mの位置には、かつて「妙円寺」があった場所に廃仏毀釈後建てられた島津家十七代義弘を祀っている「徳重神社」、駅の南方約200mの位置に「光寿寺」、その北西に「護国神社」などがあります。なお、昭和58年の豪雨被害で不通になり、そのまま廃線になったかつての鹿児島交通枕崎線の線路にあたる部分は、現在、駐車場となっています。

日置市

日置市は、2005年5月1日に東市来町、伊集院町、日吉町、吹上町が合併して誕生しました。先人が英知と情熱を傾けて築き上げてきた4町の歴史と伝統を大切にしながら、地域の自然や文化などを活用し、地域が一体的に発展する「地理的特性と歴史や自然との調和を生かしたふれあいあふれる健やかな都市づくり」の実現を目指しています。