10型を利用した、起業・開業のためのビジネスアイデア発想法

起業・開業のためのビジネスアイデア発想法

独立起業アイデアの発想法

起業や独立開業するための起業アイデアのもとは、「こうだったら良いのに」「こんなものがあったら良いのに」というニーズです。
生活やビジネスにおいて、こんなモノや、こんなコトがあったらいいのにというニーズを常に考えることが起業や独立開業するための起業アイデア発想法の第一歩です。

また逆に、「なければ良いのに」ということから考えてみるのも1つの方法です。いろいろな危険や不快、難問、手間、面倒、義務など、日頃の生活やビジネスにおいてなければ良いと思うモノやコトを探していくことで、起業アイデアを考える発想法です。

10の型を利用して起業アイデアを洗い出す

起業や独立開業するための起業アイデアは、日常の生活やビジネスの中に山ほど潜んでいるので、日々意識していけばかなりの数の起業アイデアを見つけることができるでしょう。しかし、より広範に、より効率的に考えるためには類型化し、網羅的に洗い出す方が効率的です。

そこでこちらでは、起業アイデアの発想法を以下の10の型に類型化してみました。
良いアイデアは複数の型にまたがるものなので、この起業アイデアを発想法を実践するときは、10項目の中のなるべく複数の項目を掛け合わせて発想するように心がけましょう。

自分軸
不便・困惑
日常の暮らしや仕事の中で不便だと感じること、どうしたら良いのかわからなかったこと、非常に腹立たしかったことなどを記憶・記録し、その解決方法をビジネスにしていく起業アイデアの発想法。
感動・感激
日常の中で嬉しかったことや助かったと思うことをビジネスにしていく起業アイデアの発想法。半面、日常ではあり得ない、出合えないといった特殊なシーンを演出したり再現したりする観点から考える発想法もある。
趣昧・晴好
元来ビジネスとは別に取り組んでいた、自分の好きなことをビジネスにする起業アイデアの発想法。その「好きなこと」が世の中に広く浅く存在するのか、狭く深く存在するのかで展開の方法は変わっていく。
経験・専門
社会人として培ってきた経験や知識、技能を生かしてビジネスを考える起業アイデアの発想法。そのスキルを同業界で発揮する選択肢もあるが、別業界に持ち込むことで、さらに価値を高める考え方もある。
持物・資産
土地や建物などの不動産、自動車や家財、果てはコレクションといった目に見えるものから、資格や人脈など自に見えないものまで、自分が持っているモノを活用して起業アイデアを考える発想法。
ビジネス軸
導入・合体
異なる業種同士や異なる業態同士をくっつけて、新しいビジネスを考える起業アイデアの発想法。例えば、店舗を設けて集客するのが当たり前の業種に、移動式やデリパリ一式を取り入れたりするなど。
分離・分割
ひとつのビジネスに必要と思われる何段階かの業務プロセスの中から、一部だけを取り出してビジネス化する起業アイデアの発想法。各種アウトソーシングビジネスや広告代理店も、もともとはこの発想法から生まれたビジネス。
蘇生・復活
ライフサイクルが終わったり、終わりかかっている商品やサービスを希少価値と定義付けたり、一定の改良を加えることで再浮上させる起業アイデアの発想法。古民家の再生利用などもこの一種。
変更・転用
既存商品やサービスの用途を本来とは遭うものに変えたり、新しい価値観でそれらをとらえ直したりすることで新市場を作る起業アイデアの発想法。燃料である木炭を健康商品にしたのはこの発想法から。
輸入・輸出
日本になくて外国にあるものを取り入れたり、またその逆を考えてみる起業アイデアの発想法。さらには関西にあって関東にないもの、ある業界にあって他の業界にないものなどの探し方もある。