起業・開業アイデアを工夫し、事業の差別化を図る
起業・開業アイデアを差別化するには?
起業・開業アイデアを発想する際に、他社に勝るためには「差別化」が大切になり、多くの方は「商品」や「サービス」をどうやって差別化するかを必死で考えます。しかし、差別化は何も商品やサービスに限定されるものではありません。
差別化の対象は、マーケティングの手法や提供する相手などでもかまわないのです。商品やサービスに限定して考えると大変な起業・開業アイデアの「差別化」も、より広い視点から考えれば、様々なアイデアが発想されてくるものです。
その際に利用するのが、ここまで紹介してきた起業・開業アイデアの発想法です。しっかりと「広い差別化」の視点を持って、起業・開業アイデアを様々な角度から考えて見ましょう。
起業・開業アイデアをより差別化する
起業・開業アイデアができたらそれをブラッシュアップし、より競争力のある、差別化されたアイデアに消化させていくことが大切です。何事もそうですが、基本的に最初に思いついたものが最高であることは稀です。最初の起業・開業アイデアはきっかけに過ぎず、それを発展させていくことで実現性のある起業・開業アイデアとし、実行していく中で状況に対応しながら常に強化していくことが大切なのです。
実行していく中で起業・開業アイデアを強化し、差別化していくにはPDCAサイクルをまわしていくのが一般的ですが、実際に実行するためにも、ブラッシュアップは必要です。その場合は、PDCAサイクルではDO(実行)の部分が満たせず利用できないので他の方法が必要です。
そのような場合は、動機からアイデアを出し、次に日常の中に置ける必要性や実現性を考え、関連する情報や知識を習得し、さらにチェックした後、モニタリングなど、そのアイデアを部分的に実行してチェックしさらに改良を試み、また動機に戻って起業・開業アイデアが動機とズレてしまっていないかを確認する作業をまわしていくことになります。
基本的にはPDCAサイクルに似た作業となりますが、動機のチェックがある部分と、実行するのがモニタリングや部分的なチェックになっている部分が異なります。このモニタリングの部分は、始めのうちは家族や友人などに相談する程度でも構わず、それをより発展させて職場の方の意見を聞いたり調査会社などを利用したりしてより一般的で規模の大きなチェックを行っていくようにします。