わかりやすい事業概要・事業内容の書き方

わかりやすい事業概要・事業内容の書き方

事業概要・事業内容を魅力的にする書き方

起業や独立開業のための事業計画書の書き方を確認したら、必須の項目の中でも特に重要になる事業概要・事業内容を魅力的にする書き方を解説します。

起業や独立開業のための事業計画書は、何をしようとしているのかを正しく伝え、そして、その内容に魅力を感じてもらうことが最大の目的なので、事業計画書における必須の8項目の中でも、事業概要・事業内容は最も重要な項目となります。
その事業概要・事業内容は、事業概要・事業内容はどのような市場やターゲットに対して、どのような商品やサービスを提供するのかをできるだけ簡潔に書くための項目ですが、相手に伝わるように、できるだけ端的かつ明快で、何より客観的な情報に裏打ちちされ、納得できる書き方になるよう注意しましょう。

事業概要・事業内容に書くべき要素

では、事業概要・事業内容には何を書けば良いのでしょうか。ここでは、事業概要・事業内容に書くべき要素を見ていきましょう。

提供する商品やサービス

まず書くべきは、提供する商品やサービスについてです。

事業の中心は提供する商品やサービスになるので、ここをいかにわかりやすく書くかで、事業計画書の方向性が決まってしまいます。できるだけわかりやすく、簡潔に書くように心がけます。図やイラストを利用してイメージしやすいようにするのも良いでしょう。わかりにくくなってしまう場合は記述ポイントを絞り込み、より簡潔に、より明快になるよう努力しましょう。

対象となるターゲット

次に書くのは、提供する商品やサービスの対象となるターゲットです。事業計画書を読む人は、本当にその事業が対象としている市場があるのか、あるいは、その市場をつくれるのかを判断するうえでも、商品やサービスを買ってくれるターゲットを重視します。

ターゲットは、対象が個人の事業では、年齢や地域、性別、職業、地位などの属性で絞り込みます。属性で絞り込んだら、さらに行動や志向や関心などで絞りこんで具体化していきます。
一方、企業対象の事業なら、業種、業態、規模、社歴、地域、主要顧客、経営状態、経営課題など、いろいろな切り口からターゲットを絞り込み具体化してきます。

対象となるターゲット

最後に、事業がもたらす価値を書きます。

提供する商品やサービスを対象のターゲットに届けることで、どのような需要が呼び起こされるのか。あるいは、対象のターゲットのどのような悩みを解決するのか。そして、競合となる商品やサービスに比べてどのような点が優れているのかなどを記述します。

事業概要・事業内容は、主張を裏付ける客観的なデータや調査から得たコメント、関連する写真などを添付し、誰もが納得できる書き方にすることが大切です。