なぜビジネスプランを事業計画書にするのか?
事業計画書は自分の進むべき地図
事業計画書を作成していく行為は、ビジネスプランを事業化する方法論の洗い出しにつながるのはもちろん、自身のビジネスプランを客観的に確認することにつながり、本当に事業化できるのか、そしてどこに問題点があるのかを具体的に確認することにもつながります。
つまり、ビジネスプランから事業計画書を作成していく過程は、ビジネスプランをより現実的なものにし、より成功する確率を上げるのに役立つ作業となります。
また、ビジネスプランから事業計画書を作成していく中でつまづくところがあれば、それは実際には実現できないプランなのかもしれませんし、あなたの知識や経験が不足しているのかもしれません。ビジネスプランをそのまま実行してしまえば、実行してから気がつき困ることを、事業計画書を作成することで先に洗い出し、準備できるのです。
ビジネスプランから事業計画書を作成することは、成功するための方法論を洗い出す作業であり、成功までの道を描く、まさに地図を作る作業なのです。
事業計画書は仲間作りにも大切
起業や独立開業して行く過程では、多くの人と様々な形で関わることになります。
例えば、事業資金を集める際には、投資家や銀行などの人と関わることになります。また、一緒に働くパートナーを集める際や仕入れ先との契約する際にも、様々な人と関わることになります。そのようなときも、事業計画書は非常に大切なものとなります。
事業資金を出す投資家や銀行はもちろん、一緒に働くパートナーや仕入れ先も、成功しない事業には関われば損をすることになります。ですから、お金を出すか、一緒に働くか、商品を売るかなどを決める時には、その事業が成功するかどうかを判断したいのです。
この時に、相手を説得するために事業の魅力を伝える手段となるのが、事業の成功までの地図である事業計画書です。ビジネスプランの新規性、市場性、現実性、将来性、競合優位性、安全性、収益性などを明確にし、事業が成功する可能性を伝え、相手を納得させ、味方になってもらうために、事業計画書が大切になるのです。