地域情報

西新駅

九州を代表する大都会「福岡市」。その市民の足となっている福岡市地下鉄（福岡市交通局）の3路線の中で、日本で唯一、空港まで直接乗り入れている空港線の駅の1つが「西新駅（にしじんえき）」です。駅の近隣には福岡県立修猷館高等学校や西南学院中学校・高等学校、西南学院大学がある学生街を形成していることから、それらの通学客を中心に1日の平均乗客数は約2万2千人になります。

福岡市地下鉄の駅にはシンボルマークが定められていますが、同駅のものは学生街ということから、西新の頭文字「N」の字に鉛筆とペン先を折衷したものが採用されています。なお、これは地元出身のグラフィックデザイナーの西島伊三雄氏がデザインしています。

駅は、昭和56年に空港線（1号線）が開通した際に開業しました。その後、同線は翌年には「中洲川端駅」までを皮切りに、順次、延伸を繰り返し、平成5年に、日本でただ1つ空港まで直接乗り入れる地下鉄となりました。ちなみに昭和50年までは、昭和2年に開業した国鉄筑肥線の「西新駅」もありました。

駅周辺の観光スポットとしては、駅から北側800mほどのところにある「シーサイドももち海浜公園」まで、漫画家の故長谷川町子さんが、サザエさんの構想を練った発案の地を記念して「サザエさん通り」と名付けられた約1.6㎞の市道があってサザエさん発案の地記念碑などが沿線に設置されています。