司法書士島田文一事務所
地域情報
亘理駅
宮城県南部の阿武隈川の河口に位置する「亘理町」。その表玄関になっている常磐線の駅が「亘理駅(わたりえき)」です。駅舎は、隣接している郷土資料館などが入った天守閣を模した城郭風の「悠里館(ゆうりかん)」に合わせて土倉風のデザインが採用されています。
駅は明治30年に日本鉄道の駅として開業しました。その後、明治39年に国有化され、昭和38年に現在の駅名に改称されました。そして昭和62年にJR東日本の所属になって現在に至ります。なお現在の駅舎は平成20年に改装されたものです。
1日の平均乗客数が約2千600人で、特徴的な駅舎は平成14年に『町のシンボルでもある巨大なお城の駅舎』を有しているということから、「東北の駅百選」にも選ばれています。
駅の周辺の観光スポットとしては、隣接する「悠里館」以外に、駅の東方約2㎞の位置に汽水湖の「鳥の海」があります。ちなみに、この湖は餌となる魚介類が豊富に生息しているため、渡り鳥や海鳥など野鳥の生息地となっていることから、駅名にもなっている町の名の「わたりまち」が付けられました。
その他、駅の西南1㎞ほどの場所に小堤城跡にある「大雄寺」や亘理の発展に貢献した伊達成実公を祀っている「亘理神社」。さらに、その先の1.5㎞ほどの位置に「種まき桜」で知られる「尊久老稲荷神社」もあります。