資金調達額を決める前に。自己資金のチェック
自己資金の重要性
資金計画書を作成し、起業や独立開業するのに必要な資金と当面の運転資金が算出できたら、次はその資金をどのように用意するかを考えます。この際の注意点としては、安易に調達という選択をするのではなく、できるだけ自己資金を利用するようにすることです。
資金を出してくれるのは、何かしらのメリットがあるからです。安易に資金を調達すると、利息に苦しんだり、成功した時に会社の権利を取られてしまったりするのはもちろん、会社が小さい時には基本的に社長が保証人になることが多く、失敗したときには自分個人に調達した資金がのしかかってきてしまうリスクもあります。
また、公的資金から資金を調達する場合でも、必要な資金額に対して、一定の割合で自己資金を用意できることが融資や出資の条件となる場合が多いので、資金を調達する面からも自己資金を用意しておくことは重要です。
そのため、資金調達の金額を決める前に、まずは起業や独立開業のために投じられる資金がどれだけあるかを、しっかりとチェックしておくことが大切です。
チェックしてわかった用意できる自己資金の金額の範図内で起業や独立開業できるように計画を見直し、どうしても足りない場合は、借入や出資によって調達する判断をします。
自己資金のチェック項目
自己資金を洗い出すときにチェックすべき主な項目は以下の通りです。
- 預貯金
- 各種積立金
- 保険・共済
- 株券
- 不動産
- 自動車
- 退職金
- その他
- 会社を辞めてから払う税金(所得税/住民税)
- 国民健康保険料
- 国民年金
- 各種ローン
- 滞納金
- 借金
- 当面の生活費